IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠の補助額計算方法

デジタル化基盤導入枠の補助額は、ITツールとハードウェアそれぞれに補助額と補助率が異なります。

◆ITツール
 補助額:5万円~350万円

補助額5万円~50万円以下部分内、50万円超~350万円部分
機能要件 会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上
補助率3/4以内2/3以内

◆ハードウェア 補助率1/2以内
 ・PC・タブレット・プリンター・スキャナー及びそれらの複合機器:補助上限額10万円
 ・レジ・券売機等:補助上限額20万円

特に、ITツールに関して、50万円を超える補助額を想定する場合、注意して計算する必要があります。

例えば、ITツールとして補助対象経費が100万円だった場合はどうなるでしょう。

まず、補助額50万円に相当する経費を計算します(補助額5万円~50万円以下部分)
 補助額50万円の補助率は3/4のため、補助対象経費は、666,667円となります。
 500,000 ÷ 3/4 = 666,667
②次に、①の経費以上の部分の補助額を計算します(補助額50万円超~350万円部分)
 残りの補助対象経費333,333円は補助率2/3のため、補助額は222,222円となります。
 (1,000,000-666,667)× 2/3 = 222,222
最終的な補助額を計算
 500,000 + 222,222 = 722,222
 申請可能な補助額の合計は、722,222円となります。

次回は、申請の進め方について、確認してみましょう。

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