IT導入補助金の申請はどういう手順でしょうか

パソコンやソフトの購入はいつ

IT導入補助金のデジタル化基盤導入枠は、PC・タブレットなどのハードウェアの購入費用が補助対象になります。
しかし、絶対に交付決定前にパソコンを購入してはいけません
補助対象となるのは、登録されているITツールの導入であり、交付決定後(かつ事業計画中)に発注した費用です。
パソコンと同様に、ソフトウェアなどのITツールも、補助金交付決定前に購入してはいけません。

申請の手順

具体的に申請の手順はどうなるのでしょう。
(ベンダーであるIT導入支援事業者のITツール登録の申請手順は下記とは異なります)

1.自社の課題を整理

2.IT導入支援事業者の選定とITツールの選択
  事業規模、経営課題に沿って、IT導入支援事業者と導入したいITツールを選定します

3.「gBizIDプライム」アカウントの取得、「SECURITY ACTION」の実施
  ◆gBizIDプライムアカウントの取得
   「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)をgBizIDホームページで取得
   ※gBizIDプライムアカウントID発行までの期間は、おおむね2週間です
  ◆SECURITY ACTIONについて
   独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言が必要です
   この宣言は、中小企業・小規模事業者等自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを
   自己宣言する制度です。「★一つ星」または「★★二つ星」の宣言が必要です

4.交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出)
  IT導入支援事業者との間で商談を進め、交付申請の事業計画を策定し、以下の手順で申請
  ①IT導入支援事業者から『申請マイページ』の招待を受け、代表者氏名等の申請者基本情報を入力
  ②『申請マイページ』にgBizIDにてログインし、交付申請に必要となる情報入力・書類添付
  ③IT導入支援事業者にて、導入するITツール情報、事業計画値を入力
  ④『申請マイページ』上で入力内容の最終確認後、申請に対する宣誓を行い事務局へ提出
  ⑤MS認証による本人確認を行い交付申請を事務局へ提出

  ※IT導入支援事業者と共同で申請することが最大のポイントです

5.事務局での交付審査、採択、交付決定

6.ITツールの発注・契約・支払い(補助事業の実施)
  交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができません。
  ご注意ください。

7.事業実績報告
  補助事業の完了後、実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出
  ①『申請マイページ』から事業実績報告に必要な情報及び証憑の添付、事業実績報告を作成
  ②事業実績報告が作成された後、IT導入支援事業者が内容の確認及び必要情報の入力
  ③最終確認後、中小企業・小規模事業者等のみなさまが事務局に事業実績報告を提出

8.補助金交付手続き
  事業実績報告が完了して、やっと補助金額が確定
  『申請マイページ』で補助額を確認確認した後に補助金が交付

9.事業実施効果報告
  定められた期限内に『申請マイページ』より必要な情報を入力し、IT導入支援事業者が
  『IT事業者ポータル』から代理提出

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行政書士 尾﨑
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